「がんは痛い」というイメージ。
でも実際は、適切に治療すれば痛みの大部分はコントロールできる時代になっています。我慢する必要はありません。
痛みの種類
痛みの3カテゴリ
- 体性痛:骨転移などの局所の痛み(鈍く、はっきり)
- 内臓痛:内臓に転移したときの痛み(じわっとした不快)
- 神経障害性痛:神経が圧迫されたしびれや電気が走るような痛み
痛みの種類によって、効く薬が違います。
WHO三段階除痛ラダー
世界保健機関(WHO)が示した痛み治療の基本。
痛みの強さ別の薬
- 軽度:アセトアミノフェン(カロナール)、NSAIDs(ロキソプロフェン(ロキソニン)等)
- 中等度:弱オピオイド(トラマドール(トラマール/ワントラム))
- 高度:強オピオイド(モルヒネ(MSコンチン)、オキシコドン(オキシコンチン)、フェンタニル(デュロテップ)など)
足りなければ次の段階へ、というシンプルな考え方。
オピオイド(医療用麻薬)への誤解
「麻薬中毒になっちゃう?」「最後の手段でしょ?」
これらは大きな誤解。
補助的に使う薬
痛みのタイプ別の補助薬
- 神経障害性痛:プレガバリン(リリカ)、デュロキセチン(サインバルタ)、ガバペンチン(ガバペン)
- 骨転移痛:ビスホスホネート、デノスマブ(ランマーク)
- 炎症性痛:ステロイド
痛みを伝えるコツ
医師に痛みを伝えるとき、
伝えるべきポイント
- どこが痛いか(場所)
- どんな痛みか(鈍い・鋭い・しびれ・ズキズキ)
- いつ痛むか(時間帯、動いたとき)
- 強さ(0〜10で)
- どれくらい続くか
- 薬で和らぐか
「だいたい痛い」では伝わらないので、具体的に。
痛みは「我慢するもの」ではない
まとめ
※この記事は一般的な医学情報です。実際の治療方針は、病状、検査結果、体調、価値観によって異なります。必ず主治医と相談してください。