乳がんってどんな病気?
乳がんとは、乳房の中にアリの巣のように張り巡らされた、乳腺から発生するがんのことです。
ミルクの通り道が「乳管」、ミルクを作る部屋が「小葉」。この2つを合わせたものが乳腺です。
では、なぜここにがんができるのでしょうか。
私たちの体の細胞は、DNAという「設計図」をもとに作られています。この設計図が何らかの理由で傷ついてしまい、不良品の細胞が増え続けてしまったもの。それが「がん細胞」です。
乳がんは今や、日本人女性の8人に1人がかかるといわれ、毎年約10万人の方が新たに診断されています。
数字だけを見ると、不安になるかもしれません。
一方で、5年生存率は88.4%。リンパ節転移や遠隔転移がない場合は、約98.2%です。女性のがんの中では、比較的予後の良いがんでもあります。
とはいえ、当事者からすると100%でなければ不安なことは変わりありません。
それでも、乳がんは日本人女性でいちばん多いがんでありながら、早く見つけて、しっかり治療すれば、治せる可能性が高い病気なんです。
出典:厚生労働省「2018年 全国がん登録 5年生存率 報告」/罹患は がん情報サービス「がん統計」(2023年)