リンパ節ってなに?手術でとるとどうなる?

リンパ管は、血管から漏れ出た水分を回収する 体の「排水管」です。 体の中に 細菌やウイルス、異物、寿命を迎えた細胞、 あるいはがん細胞などが現れると、 それらを免疫細胞(マクロファージや樹状細胞)…

リンパ節ってなに?手術でとるとどうなる?

リンパ管は、血管から漏れ出た水分を回収する 体の「排水管」です。

体の中に 細菌やウイルス、異物、寿命を迎えた細胞、 あるいはがん細胞などが現れると、

それらを免疫細胞(マクロファージや樹状細胞)が取り込み、

リンパ管の流れに乗ってリンパ節へ運びます。

そしてリンパ節で

「こんな敵が入ってきたよ!」

という情報を共有します。

すると適切な免疫細胞が活性化され、 その異物を排除する仕組みが働きます。 つまりリンパ節とは 免疫システムの「管制室」のような場所なのです。

では、リンパ節を手術で取ってしまうと 何が起きるのでしょうか。

リンパ節は体に無数にあるため、 少し取ったくらいでは免疫機能が大きく低下することはありません。 しかし、わきの下のリンパ節を多く取る 「腋窩郭清」を行うと話が変わります。

リンパ管の行き先が減るため、 リンパ液の流れが滞ることがあるのです。

リンパ液はタンパク質を多く含むため、 うっ滞すると細菌が増えやすい環境になります。

その結果、

・腕がむくむ(リンパ浮腫) ・腕の傷が治りにくくなる ・感染(蜂窩織炎など)が起こりやすくなる

といったことになるのです。

かつて、リンパ節郭清は全ての乳がん患者さんに行われていました。 しかし、 リンパ節郭清が必要な人とそうでない人を見極めるために開発されたのが、 “センチネルリンパ節生検”という選択肢だったんですね。

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