がんが“光って見える”FDG-PETってなに?
乳がん治療をされる方の一部が、 手術の前に受けることがある検査。
それが 「FDG-PET」 です。
■ なぜがんが光るのか
がん細胞は、 正常細胞よりも多くのブドウ糖を取り込む性質があります。
この性質を利用したのがFDG-PET。
検査では FDG(フルオロデオキシグルコース) という、ブドウ糖によく似た物質を注射します。
すると、
ブドウ糖をたくさん取り込む細胞 = 活発ながん細胞
にFDGが集まり、 画像で“光って”見えるのです。
■PET-CTとはちがうのか。
PET-CTは
FDG-PETとCTを組み合わせたもの。 CTと組み合わさることで、がんの形も合わせて評価することができます(CTがないと、漠然とこのあたりが光っているなとしかわからない)
主に
・遠隔転移の有無 ・領域リンパ節転移の評価 ・再発の検索
などに使われます。
※早期乳がんでは必ず行う検査ではありません。
■ 検査前の注意点
FDG-PETは “糖”を使う検査です。
そのため、以下の注意点があります。
・検査前は絶食(通常4–6時間以上) ・糖分を含む飲み物はNG ・激しい運動は避ける
なぜなら、
・血糖が高いとFDGががんに集まりにくくなる ・運動すると筋肉が糖を取り込み、筋肉が光ってしまう
= 正確な評価ができなくなるから
※糖尿病で血糖を下げる薬やインスリンを使用している方は、 休薬や時間調整が必要なことがあります。 必ず事前に主治医に確認しましょう。
さらに、 PETで光る=必ずがん、ではありません。
炎症 感染 手術後の変化
でも光ることがあります。
逆に、 すべての乳がんが強く光るわけでもありません。
FDG-PETは
転移を探すための とても強力な武器です。
検査の仕組みを知っておくと、 結果の見方もぐっと理解しやすくなりますね!
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