乳がん手術直後のトラブル9選

乳がん手術直後のトラブル9選

〜退院して次の外来までが手術〜

乳がん手術を終えて帰宅された皆さん、本当にお疲れさまでした。 「終わった!」とホッとする時期ですが、実は“退院〜次の外来まで”は傷のトラブルが起こりやすい時期でもあります。

今回はよくある9つのトラブルと、病院に連絡する目安をまとめました。 ※病院の指示を最優先にしてください

この2つは迷わず連絡(夜間でも)

✅出血/血腫 (胸が急にパンパンに腫れる/胸にあざができてどんどん広がる/傷から血が止まらない) ✅感染 (傷の赤み・熱感・痛みが強い(±38℃の発熱))

よくあるトラブル 9選

① 胸の空間に水が溜まる(漿液腫)

概要:退院前は管で出ていた“水”が、胸の空間に溜まる状態。多くは自然に吸収されます。 連絡の目安: ・張りが強くて 痛い/腕が動かしづらい ・皮膚が 真っ赤+熱感(感染疑い)

② 傷の縫い目やその周りが赤→黒→白っぽく変化して膿のようになる(皮膚の壊死)

概要:血流が一時的に悪くなり、縫い目の一部が弱る状態。痛みは少なく、自然に治ることも多い 連絡の目安: ・白っぽい部分の下で 筋肉が見える/完全に開いている ・赤み・腫れ・熱感(発熱を伴うことも)

③ 傷が赤く腫れて、膿む(感染)

概要:細菌が付いて炎症が起きた状態。退院後は傷を“洗う”のが大切(シャワー直掛けOK、ボディソープOKが多い) ※ただし病院の指示が最優先 連絡の目安:当日〜遅くとも翌日までに連絡

④ 手術側の腕が動かしづらい(可動域低下)

概要:治る過程のつっぱり・癒着で動かしづらくなることがあります。 目安:痛みがない範囲で動かすと改善しやすい 連絡の目安:基本不要(ただし悪化する・激痛なら相談)

⑤ 手術側の腕がむくむ(リンパ浮腫)

概要:特に腋窩リンパ節郭清後に起こりやすい。左右差がはっきりすると気づきやすいです。 連絡の目安: ・腕が 赤い/熱い(蜂窩織炎のことがあります) ・高熱 ・しびれ/痛みが強い、急に悪化

⑥ 傷がとにかく痛い

概要:術後痛。多くは鎮痛薬でコントロール可能。ひどい日は“痛くなる前に”飲むと効きやすいことがあります。 連絡の目安: ・痛み止めでも改善しない ・日に日に悪化 ・赤み・熱感・発熱を伴う

⑦ 傷がひらく(創離開)

概要:引っ張られたり、感染が背景にあると開くことがあります。 連絡の目安:感染予防のため 当日〜翌日の日中に連絡

⑧ 出血:血が止まらない/胸全体があざで腫れる(出血/血腫)

概要:多くはありませんが“胸の中で出血”しているサインのことがあります。 まずすることは圧迫して押さえる(さらし/バスタオルなど) 連絡の目安: ・少量が服に付く程度、すぐ止まる → 多くは様子見でOK ・それ以外(出る血が増える/止まらない/どんどん腫れる)→ 夜間でも即時連絡

⑨ ドレーンが入ったまま帰宅した方

概要:排液の色・量の変化をチェック。 連絡の目安: ・濃いドロドロ(トマトジュース様) ・急に量が増えた ・ドレーンが抜けた → これは当日〜翌日の日中に連絡でOK

最後に。 この投稿はあくまで“目安”です。あなたの病院の説明が最優先なので、迷ったら遠慮なく連絡してくださいね。

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