自分らしく手術を決める方法
乳がんの手術を決めるときに大切なのは、 自分が何を大事にしたいかを整理することです。
ただし、最初に大事なのは そもそも自分にどんな選択肢があるのかを確認すること。
乳がんの手術には、 乳房を残す乳房温存手術(部分切除)と、 乳房をすべて切除する全摘(乳房全切除術)があります。
温存できる早期乳がんでは、 温存+放射線と全摘で生存率は変わらないとされています。 だからこそ、 「どちらが医学的に正しいか」だけでなく、 どちらが自分に合っているかを考えることが大切です。
考えるポイントは4つです。 ① 見た目や感覚 傷あと、胸の形、乳房を残したい気持ち、再建をどう考えるか
② 安心感 再発や取り残しへの不安をどう考えるか
③ 時間と通院 温存では術後に放射線の通院(3〜5週間、ほぼ毎日)がある
④ 費用や生活への影響 仕事、家事、育児との両立や、通院費なども含めて考える
また、決め方にも正解はありません。 ・自分でしっかり決めたい ・医師と一緒に決めたい ・十分説明を受けたうえで医師に任せたい 「どう決めるか」も人それぞれです。
“どっちが正しいか”ではなく、 “どっちが自分らしいか” で決めていいんです。
何を大切にしたいかを主治医や看護師に伝えると、一緒に考えやすくなります。
※参考:『乳がん手術方法 自分らしく決めるガイド』(聖路加国際大学・慶應義塾大学、2021年更新)