妊孕性温存|治療が始まる前に知っておいてほしいこと
「治療後に子どもを持ちたい」 「まだ決めてないけど、可能性は残しておきたい」
その気持ち、とっても大切だと思います。
ただ、妊孕性(にんようせい・妊娠する力)を守る準備は「治療を始める前」に考える必要があります。
抗がん剤やホルモン療法は卵巣機能を低下させたり、早発閉経のリスクがあったり。 治療が始まってからでは取り戻せないものがあるからです。
主な選択肢は3つ。
「卵子凍結」 パートナーがいなくてもできる 採卵に2〜3週間ほど
「受精卵凍結」 パートナーの精子と受精させてから凍結 妊娠率は卵子凍結より高い
「卵巣組織凍結」 卵巣の一部を手術で取り出して凍結 思春期前の少女にはほぼ唯一の選択肢
費用は自費だと数十万円ですが、国の助成があります。 卵子凍結:上限20万円 受精卵凍結:上限35万円 卵巣組織凍結:上限40万円 (43歳未満、通算2回まで)
ただし凍結後の「毎年の保管費」は助成対象外。最初に確認を。
最初の一歩は、主治医に「妊孕性温存を考えたい」と伝えること。 そこから専門クリニックへの紹介につながります。
答えを今すぐ出さなくても大丈夫。 「こういう選択肢がある」と知っておくことが、これからの支えになります。
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