「抗がん剤治療中だから……」
「傷痕が気になるから……」
そんな理由で温泉旅行をあきらめていませんか?
実は、いくつかの条件を満たせば、治療中・術後でも温泉を楽しめます。この記事では、医学的に入浴できる条件、傷痕をカバーする入浴着、そして全国の「乳がんの方にやさしい温泉施設」までまとめました。
そもそも、治療中に温泉に入っていいの?
結論:以下の 7つの条件をすべて満たせば、温泉に入れます。
治療中の温泉入浴OK条件
- 手術の傷が治癒している(何も貼らなくても、傷から滲み出しがない)
- 自宅で問題なく湯船につかれている
- 抜糸・ドレーン抜去が済み、主治医から入浴の許可が出ている
- しこりが皮膚から飛び出していない(自壊していない)
- 放射線治療中ではない
- 抗がん剤治療中の場合、免疫力低下のピーク(投与後7〜14日目)ではない
- 抗がん剤による手足症候群など、皮膚のトラブルが出ていない
各条件をもう少し詳しく
手術後:傷が完全に治るまでの期間には個人差があります(公衆浴は数週間〜1ヶ月ほどみる場合もあります)。抜糸・ドレーンの抜去が済み、傷からの滲み出しがなくなり、主治医の許可を得てからにしましょう。滲み出しがあったり自壊している場合は、感染リスクが高いので避けます。
放射線治療中:放射線性皮膚炎(やけどのような炎症)のリスクがあるので避けるのが無難。幸い放射線治療は約3〜6週間で終わるので、終了後に楽しんでください。
抗がん剤治療中:投与後7〜14日目は免疫力のピーク的な低下があるので、この時期は避けます。逆にそれ以外の時期で副作用が落ち着いていれば、入浴は問題ありません。
「絶対ダメ」じゃないんだよ。タイミングと体調次第で、ちゃんと楽しめる。
迷ったら、主治医に「来週末、温泉に行きたいんですけど大丈夫ですか?」って気軽に聞いてみてね。
厚生労働省も「入浴着OK」を公式に認めている
「胸の傷を見られるのが不安……」という気持ちは自然ですが、安心してください。厚生労働省も入浴着の着用を正式に認めています。
つまり、入浴着を着ることに何の後ろめたさも感じる必要はありません。
傷痕を隠す「入浴着(バスタイムカバー)」
入浴着は、温泉で着られる専用の浴衣のような商品です。
入浴着の特徴
- 温泉施設で着用が公式に認められた専用デザイン
- 普段の水着とは違う(温泉専用)
- 価格:5,000〜15,000円程度
- 何度も洗って使える素材
- オンラインで購入可能
おすすめ:バスタイムカバー(ブライトアイズ)
患者の立場で開発された、日本で初めての入浴着。ピンクリボン温泉ネットワーク加盟施設での着用も認められています。
🛒 楽天市場でバスタイムカバーを見る補正下着も組み合わせると、より自然に
入浴着に加えて、ヌーブラ型の人工乳房などを使えば、乳房の膨らみも再現できてさらに自然に入浴できます。
- オーダーメイド対応:BreastCare Nubra(外部サイト)
ピンクリボン温泉ネットワーク
「もっと安心して入りたい」「他の利用者の理解がある施設を選びたい」という方には、ピンクリボン温泉ネットワーク加盟施設がおすすめです。
加盟施設の安心ポイント
- 入浴着OKを公式に明示
- スタッフが事情を理解している
- 他のお客さんへの啓発ポスター掲示
- バスタイムカバーの貸し出しがある施設も
- 個室浴場・家族風呂を備える施設も多い
日本乳がんピンクリボン運動(J.POSH)と提携した、全国の温泉・銭湯のネットワーク。北は北海道から南は佐賀県まで、30都道府県・118施設が登録されています。
「乳がん患者さん、いらっしゃい!」って公式に言ってくれてる宿があるって、それだけで心が軽くなるよね。
全国の登録施設を探す
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まとめ
乳がん治療は心も体もエネルギーを消耗します。だからこそ、温泉でリフレッシュする時間は大切。条件と工夫さえ知っておけば、また温泉を楽しめます。