アナストロゾール
商品名:アリミデックス 男性ホルモンを女性ホルモンに変換する作業を邪魔して、乳がんのエサを減らす薬(閉経後向け)。
📅 投与方法・期間
1日1回 1mgを内服。標準は5〜7年、ハイリスクで10年まで延長することも。
標準的な治療期間:5〜7年(リスクに応じて10年まで延長)
⚠️ よくある副作用
- 関節痛・関節のこわばり
- ホットフラッシュ
- 骨密度の低下(骨粗鬆症リスク)
- 性器の乾燥感
- 髪が細くなる
- 疲労感
🚨 まれだが注意したい副作用
- 骨密度低下に関連した骨折リスク上昇
- 脂質異常症
- まれに肝機能異常
🍽 食事・飲み合わせ
他の薬:
- エストロゲン製剤(女性ホルモンを補充するお薬):併用不可
🤰 妊娠・授乳について
この薬は妊娠中・授乳中は禁忌です。服用期間中の避妊について必ず主治医にご確認ください。
どんな人が対象?
閉経後のホルモン陽性乳がんの方の、ホルモン療法の第一選択。レトロゾールと並ぶ 閉経後ホルモン療法の二大選択肢。
閉経後のからだでは、脂肪組織や副腎にある アロマターゼ酵素 が、男性ホルモン(アンドロゲン)を 女性ホルモン(エストロゲン)に変換 し続けます。アナストロゾールはこの変換作業を邪魔して、女性ホルモンをほぼゼロにします。
- 術後の再発予防
- 進行・再発乳がんの治療
- 高リスク例では CDK4/6阻害薬との併用
レトロゾールとの大きな差はほぼなく、副作用の出方や費用で選ぶことが多いです。
レトロゾールとの違いは?
医学的な効果に大きな差はありません。両者は 「同じくらい効く」「副作用の出方が少し違う」 のが共通認識。
- 関節痛が強く出た場合、レトロゾール → アナストロゾール に切り替えると軽くなる方もいる(逆も同じ)
- 一方が合わなくても、もう一方が合うことはよくあります
食事や飲み合わせ
レトロゾールと同じく、食事の影響なし。エストロゲン製剤は併用不可。
関節痛・骨密度への影響
AI 共通の副作用なのでレトロゾールの解説を参照してください 👉 No.2030 ホルモン療法と骨粗鬆症
お金の話
3割負担で月1,500円程度。長期服用前提でも経済的負担は小さい薬です。
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※ この情報は一般的な参考情報です。実際の治療方針・用量・期間は、病状・体調・他のお薬との兼ね合いで異なります。必ず主治医と相談してください。
最終更新:2026-05-18