乳管がんだけじゃない!乳がんの特殊型について解説
みなさんの中に、あなたの乳がんは「特殊型」ですと言われた方はいませんか?
特殊型と言われると、「え、普通じゃないってこと?」と心配になった人もいるのではないでしょうか。
でも、安心してください。ほとんどの場合、「特殊型=悪い」ではありません。
乳がんの70〜80%は「浸潤性乳管癌」というミルクの管から発生するタイプ。 それ以外の20種類以上をまとめて「特殊型」と呼んでいるだけなんです。
2番目に多いのは 「小葉癌」→ミルクを作る場所である小葉から発生したタイプ。細胞同士の接着がよわく、パラパラと細かい細胞の単位で広がっていてやっかいなことも
予後が良いもの 「粘液癌」→粘液の中にがん細胞が浮かんでいる。ホルモン療法がよく効く 「管状癌」→きれいな管状構造。リンパ節転移も少ない 「髄様癌」→増殖は速いが、意外と予後は悪くない
注意が必要なもの 「化生癌」→トリプルネガティブが多く、抗がん剤が効きにくいことも 「浸潤性微小乳頭癌」→リンパ節転移が多い傾向 「炎症性乳癌」→厳密には特殊型ではありませんが、進行が速く、術前抗がん剤から始める
特殊型と言われても、ほとんどの場合治療方針は変わりません。 たとえば治療方針を”しっかり治療”と”ちょっと手加減治療”で迷ったときに、予後が良い特殊型なら少し弱めの治療でもいいかも?くらいの判断材料として使います。
知らなくても何とかなってしまう知識ではありますが、より深く皆さんが乳がんを理解するたすけになればうれしいです😊