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おくすり図鑑 抗HER2抗体薬 K024

ペルツズマブ

ぺるつずまぶ (パージェタ・フェスゴ(ペルツズマブ+トラスツズマブ皮下注配合剤))

ブレきゃん流ひとこと説明

トラスツズマブとは別の場所でHER2をブロックする、ダブル抗体の相棒薬。

基本情報

分類
抗HER2抗体薬
はたらき
HER2の「ダイマー化(手を組む動き)」を妨げる
のみ方・打ち方
点滴
使う場面
HER2陽性 手術の前・手術のあと(再発リスクが高いとき)・転移・再発

よくある副作用

  • 下痢(特徴的・多くは軽度〜中等度)
  • 発疹
  • 倦怠感
  • 軽い吐き気
  • 脱毛(化学療法併用時)

注意したい副作用

  • 心機能障害(トラスツズマブ併用で増強)
  • 重度のインフュージョンリアクション
  • 重度の下痢
どんな人が対象?

HER2陽性乳がん の中でも、

・術前化学療法併用(特にリンパ節転移ありの局所進行)

・高リスク術後(pCR取れず残存ありなど)

・進行・再発の1次治療

で、トラスツズマブと セットで使う 抗HER2抗体。

どうやって効く?

HER2 受容体は 2つで手を組んで(ダイマー化) シグナルを出します。

・トラスツズマブ:HER2 そのものに貼りつく

・ペルツズマブ:HER2 が 他の HER ファミリー(HER3 など)と手を組む部分 をブロック

別の場所を抑えるので、1+1=3 くらいの相乗効果が出ます。

フェスゴ(皮下注配合剤)の登場

2023年以降は フェスゴ(ペルツズマブ+トラスツズマブ皮下注配合剤)が使えるようになりました:

・約8分の皮下注 で完了(従来は点滴で2〜3時間)

・通院時間が大幅短縮

・効果は同等

副作用の特徴:下痢

ペルツズマブ最大の特徴は 下痢:

・多くは軽度〜中等度

・下痢止め(ロペラミド)でコントロール可能

・ひどい場合は休薬・減量を主治医と相談

食事・飲み合わせ

他の薬:

・アンスラサイクリン系(心毒性増強)

妊娠・授乳

この薬は妊娠中・授乳中には使えません。使っている期間の避妊について、主治医に確認してください。

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