乳がんが転移するとはどういうことか

乳がんが転移するとはどういうことか

転移とは、乳房でできたがん細胞が血管やリンパ管に乗って別の臓器に運ばれ、そこで増え始めること。

いわば「引っ越して、新しい場所で根を下ろす」イメージです。

転移には2種類あります。

「領域リンパ節転移」 脇の下や鎖骨のリンパ節への転移。 手術や放射線で取り除けることが多く、治癒を目指せます。

「遠隔転移」 骨・肺・肝臓・脳など、離れた臓器への転移。遠くのリンパ節への転移も含まれます。 ステージⅣと呼ばれる状態です。

ただ、がん細胞が転移を成功させるには「7つの壁」を突破しなければなりません。

乳管の壁を破る → 血管に入り込む → 血流の中で生き延びる → 遠くの臓器で止まる → 血管から抜け出す → 新しい環境に住み着く → そこで増えていく

これを全部クリアできる細胞は、ごく一部。 だから「がん=必ず転移」ではありません。

もうひとつ大切なのが

手術でしこりを取りきっても、目に見えない「がんのタネ」がすでに全身に散っている可能性があります。

これが数年後に芽を出すのを防ぐために、抗がん剤やホルモン療法でタネのうちに摘んでおく。

手術をしてもお薬による全身治療が必要なのはこのためですね。

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