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がんの特徴図鑑 広がりの分類 No.001

ステージ

臨床病期(Stage)

概要

しこりの大きさ(T)、リンパ節への転移(N)、遠隔転移の有無(M)の3つを組み合わせて、がんの広がりを0〜IVに分類したもの。手術前に臨床所見から決めたもの(cStage)と、手術後に病理所見から決めたもの(pStage)があり、同じ人でも判定が変わることがある。

ブレきゃん流ひとこと説明

がんが体の中でどこまで広がっているかを、しこりの大きさ・リンパ節・遠隔転移の3つから表して、がんの進行具合を表したものだよ。

手術の前と後で分類の仕方が違うから、ステージが変わることがあることに注意が必要だよ。

関係するひと
乳がんと診断されたひと全員
決まるタイミング
手術前(診断がついたとき)と、手術後の2回
調べる方法
マンモグラフィ乳房超音波検査造影CT検査センチネルリンパ節生検手術の結果

ステージの決め方

触診・画像検査・針生検の結果から決めます。表の見方は、左の列がリンパ節(N)、上の行がしこりの大きさ(T)です。

T0T1T2T3T4
N0該当せずIIIAIIBIIIB
N1IIAIIAIIBIIIAIIIB
N2IIIAIIIAIIIAIIIAIIIB
N3IIICIIICIIICIIICIIIC

遠隔転移がある(M1)ときは、TとNにかかわらずIVです。

Tis(非浸潤癌)は0です。

手術前のステージにIA・IBの区別はありません。

乳癌取扱い規約第19版(日本乳癌学会 編)を元に作成

関連データ

日本での分布

42% ステージI
  • 0 15%
  • I 42%
  • II 32%
  • III 7%
  • IV 2%
  • 不明 2%

全国乳がん患者登録調査報告第55号2024年次症例を元に作成

ステージの詳細

  • 0 15%
  • I 42%
  • IIA 24%
  • IIB 8%
  • IIIA 2%
  • IIIB 3%
  • IIIC 2%
  • IV 2%
  • 不明 2%

判定の流れ

  1. しこりの大きさ(T)、リンパ節への転移(N)、遠隔転移の有無(M)をそれぞれ調べる
  2. 手術の前は、触診・画像検査・針生検の結果から決める(cStage)
  3. 手術のあとは、取り出したものを顕微鏡で調べた結果から決め直す(pStage)

アンケート結果

アンケートに答えると結果が見られます

同じ結果だった人がどれくらいいるかが分かります。匿名で、誰が答えたかは記録されません。

手術の前と後で、ステージが変わることがあります

手術前に「ステージI」と言われた方が、手術のあとに「IB」と言われることがあります。がんが進んだわけではありません。

手術前のステージにIBという区分はありません。IBは、リンパ節に0.2mmより大きく2mm以下の小さな転移(微小転移)があるときの分類です。これは手術でリンパ節を取り出して、顕微鏡で見て初めて分かります。手術前の触診や画像では見つけられない大きさです。

つまり、数字が変わったのではなく、手術で新しく分かった情報が加わって、分類が細かくなったということです。

cとpとyの意味

主治医の説明や書類で cStage・pStage という書き方を見ることがあります。頭のアルファベットは、何をもとに判定したかを表しています。

  • c … 触診や画像検査などの臨床所見から判定した
  • p … 手術で取り出したものを顕微鏡で調べた病理所見から判定した

さらに、手術の前に抗がん剤やホルモン療法を受けた場合は、その治療中や治療後の判定に頭に y が付いて、ycStage・ypStage と書かれます。使う表は上のタブと同じです。

関連する用語

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別の呼び方:臨床病期(Stage)分類