Ki-67ってなあに?

Ki-67ってなあに?

Ki-67は「がん細胞のうち、いま増えようとしているものの割合」を表す数字です。

細胞には季節のような周期があります。

春・夏のように元気に増えている時期 秋・冬のように休んでいる時期

Ki-67というタンパク質は「いま増えている時期」の細胞にだけ現れます。

病理検査では、これが全体の何%くらいあるかを顕微鏡で数えます。

5%未満 → ゆっくり増えるタイプ 30%以上 → 速く増えるタイプ

実は高い・低いを分ける決まった数字はありません。 とくに5〜30%のあいだは、はっきりした基準が見つかっておらず、この数字だけで術後治療を決めることはできません。

Ki-67が高いと、再発しやすい傾向があります。 ただし「抗がん剤が効くかどうか」はKi-67ではわかりません。

今はあまり使われませんが、ホルモン陽性・HER2陰性乳がんでは、Ki-67の値で「ルミナルA」と「ルミナルB」を区別する材料になることもあります。

ただし、Ki-67は病理医が顕微鏡で数える検査なので、施設によって数字が少し変わることがあります。 絶対値というより「だいたいこのくらいの増殖スピード」という目安として見てくださいね。

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