手術の前に抗がん剤、ってどういうこと?
抗がん剤は手術の「後」にやるイメージがあるかもしれません。 でも、手術の「前」におこなうこともあります。 これをNAC(術前化学療法)と呼びます。 NACの良いところは しこりを小さくして温存手…
抗がん剤は手術の「後」にやるイメージがあるかもしれません。
でも、手術の「前」におこなうこともあります。 これをNAC(術前化学療法)と呼びます。
NACの良いところは
しこりを小さくして温存手術が可能になる リンパ節転移が消えることもある 薬の効き具合を自分の体で確認できる 効きに応じて、術後の治療を調整できる
特にHER2陽性やトリプルネガティブでは、NACの効き具合で術後治療を変えられることが、生存率の改善につながると分かっています。
一方、気をつけたいこともあります
副作用が手術より先にくる がんが体にいる時間が長くなる まれに治療中に進行してしまうことも
NACで「がんが完全に消えた」状態をpCR(病理学的完全奏効)といいます。 pCRが得られると再発リスクが大きく下がります。
ただし画像で消えたように見えても、顕微鏡レベルで残っていることがあるため、手術は原則おこないます。
NACを勧められたときは、メリットとデメリットを主治医と一緒に確認してみてくださいね。
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