エキセメスタン
商品名:アロマシン 男性ホルモンを女性ホルモンに変換する酵素を不可逆に壊して、乳がんのエサを減らす薬(閉経後向け)。
📅 投与方法・期間
1日1回 25mgを食後に内服。基本は5年、リスクに応じて10年まで延長。
標準的な治療期間:5〜10年
⚠️ よくある副作用
- 関節痛・関節のこわばり
- ホットフラッシュ
- 骨密度の低下
- 性器の乾燥感
- 髪が細くなる
- 疲労感
🚨 まれだが注意したい副作用
- 骨折リスク上昇
- 脂質異常症
🍽 食事・飲み合わせ
食事:
- 食後服用が推奨(吸収が良くなる)
他の薬:
- エストロゲン製剤:併用不可
- 強いCYP3A4誘導薬(リファンピシン等):濃度が下がる可能性
🤰 妊娠・授乳について
この薬は妊娠中・授乳中は禁忌です。服用期間中の避妊について必ず主治医にご確認ください。
どんな人が対象?
閉経後のホルモン陽性乳がんの方の選択肢の1つ。
レトロゾール/アナストロゾールと同じく、男性ホルモンから女性ホルモンへの変換(アロマターゼ)を邪魔する仕組みですが、エキセメスタンは酵素に永続的に結合してしまう タイプ(不可逆型)です。
レトロゾール/アナストロゾールが第一選択になることが多いですが、
- 上記2剤で副作用が強かった場合の切り替え先
- IES試験などのデータで、術後 タモキシフェン → エキセメスタンの順次療法 が選ばれることも
- 進行・再発乳がんの治療
として使われます。
レトロゾール/アナストロゾールとの違い
エキセメスタンは 不可逆型(一度結合したら永続的に酵素を壊す)、レトロゾール/アナストロゾールは 可逆型(薬がなくなれば酵素が復活する)。
臨床的な効果に大きな差はありませんが、
- ステロイド構造を持つため、まれに男性ホルモン様の副作用(声がかすれる・体毛増加など)が出ることがある
- 食後服用で吸収が安定する
お金の話
3割負担で月2,500円程度。AI 3剤の中ではやや高めですが、それでも経済的負担は小さい部類です。
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※ この情報は一般的な参考情報です。実際の治療方針・用量・期間は、病状・体調・他のお薬との兼ね合いで異なります。必ず主治医と相談してください。
最終更新:2026-05-18