HER2陽性乳がんってなに?増殖命令をキャッチするアンテナのお話
HER2陽性乳がんは、 乳がん全体の15〜20%を占めるタイプです。
HER2とは、細胞の表面にある「アンテナ」のようなもの。 体から「増えていいよ」という信号が来ると、それを受け取って細胞を増やします。
HER2陽性乳がんは、このアンテナが何十倍〜何百倍もある状態。 ちょっとした信号でも大反応して、ずっと増殖モードになってしまいます。
かつては「進行が早く、再発しやすい」と言われていました。
でも今は違います。
HER2というアンテナを狙い撃ちする「抗HER2薬」が開発され、治療成績は激変しました。 現在では、適切に治療すればホルモン陽性と同等以上の生存率が得られます。
「HER2陽性=怖い」は今や過去の話と言ってもいいでしょう。 この20年でもっとも治療が進歩したサブタイプのひとつです。
再発リスクは2〜5年に集中しますが、5年を過ぎるとぐっと下がります。
希望を持って、一歩ずつ進んでいきましょう。