カペシタビン
商品名:ゼローダ📅 投与方法・期間
2週内服 → 1週休薬のサイクル。1日2回(朝・夕食後30分以内)。
標準的な治療期間:病勢進行まで/TNBC術後追加なら半年〜1年
⚠️ よくある副作用
- 手足症候群(手のひら・足の裏の赤み・痛み・皮むけ)
- 下痢
- 口内炎
- 倦怠感
- 吐き気・食欲不振
- 色素沈着
🚨 まれだが注意したい副作用
- 重度の手足症候群(日常生活に支障)
- 重度の下痢・脱水
- まれに心毒性
- まれに重度の骨髄抑制
🍽 食事・飲み合わせ
食事:
- 食後30分以内に服用(吸収が安定)
他の薬:
- ワルファリン:抗凝固効果が増強
- フェニトイン:濃度上昇
🤰 妊娠・授乳について
この薬は妊娠中・授乳中は禁忌です。服用期間中の避妊について必ず主治医にご確認ください。
どんな人が対象?
経口の抗がん剤として、
- TNBC 術後の追加治療(pCR が得られなかった場合)
- 進行・再発乳がんの治療
- HER2陽性の進行・再発で、ラパチニブとの併用(通称「ラパカペ」)
として広く使われます。
進行・再発のケースでは、副作用を見ながら 用量や休薬期間を調整して長く続ける こともよくあります。じわじわとがんの勢いを抑えながら、長く調子よく過ごせる方も多くいらっしゃいます。
どうやって効く?
カペシタビンは体内で 5-FU(フルオロウラシル) に変わって働きます。
5-FU は、DNA の材料のひとつ「T」を作る工場(チミジル酸合成酵素)の中に入り込み、工場を動かなくしてしまいます。
「T」が足りなくなったがん細胞は、設計図(DNA)をコピーできなくなり、分裂が止まります。
(こういう薬を 代謝拮抗薬 と呼びます。)
経口で飲めるので 自宅治療 が可能。通院は2〜3週ごとの診察と血液検査だけで済みます。
手足症候群との付き合い方
カペシタビン最大の悩みは 手足症候群(HFS):
- 手のひら・足の裏が赤くなる、ヒリヒリする
- 進行すると皮むけ・水ぶくれ・歩行困難に
- 最大の予防は 保湿(尿素・ヘパリン類似物質の軟膏を1日数回)
- 圧迫・摩擦・熱を避ける
詳しくは No.2025 手足症候群 を。
お金の話
3割負担で先発(ゼローダ)月 ¥7,000〜10,000程度、ジェネリック(後発品) なら月 ¥3,000〜4,000程度 に下がります。
ジェネリックは7社から発売されており、薬局でも気軽に選べます。
HER2陽性の進行・再発で ラパチニブと併用(通称「ラパカペ」)する場合は、ラパチニブ分も加わるので合計コストが上がります。所得により高額療養費制度の対象になることもあります。
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※ 現在飲んでいる薬・サプリ・市販薬がある場合は、主治医や薬剤師に伝えると安心です。
※ この情報は一般的な参考情報です。実際の治療方針・用量・期間は、病状・体調・他のお薬との兼ね合いで異なります。必ず主治医と相談してください。
最終更新:2026-05-19