トリプルネガティブ乳がん(TNBC)
とりぷるねがてぃぶにゅうがん(Triple Negative Breast Cancer)
女性ホルモンを食べる口(ホルモン受容体)も、増殖命令を受け取るアンテナ(HER2)も持っていないタイプだよ。
狙い撃ちの的がないぶん化学療法が中心になるけれど、増えるのが速い分だけ抗がん剤はよく効くんだ。
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ER(エストロゲン受容体)、PgR(プロゲステロン受容体)、HER2の3つがすべて陰性の乳がん。内分泌療法も抗HER2療法も効かないため化学療法が治療の中心になる。増殖が速い一方で化学療法への反応はよく、近年はPD-L1やPARP(BRCA1/2関連)を目印にした薬も加わった。
- 関係するひと
- ER・PgR・HER2の3つがすべて陰性だったひと
- 関係する治療
- 化学療法免疫チェックポイント阻害薬
- 調べる方法
- CNB(針生検)VAB(吸引式組織生検)手術の結果免疫染色FISH法
関連データ
がんの広がり別の5年相対生存率(米国)
- 乳房に限局 92.8%
- リンパ節転移まで 68.3%
- 遠隔転移あり 14.9%
米国SEERの分け方で、ステージI〜IVとは対応しません。相対生存率は、がん以外の死因の影響を取り除いた生存率です。
米国SEER 21(イリノイ州を除く)2016〜2022年 Cancer Stat Facts を元に作成
判定の流れ
- 針生検などで取った組織を免疫染色で調べ、ERとPgRがどちらも陰性であることを確認する
- 同じ組織を免疫染色で調べ、HER2が陰性であることを確認する(2+のときはFISH法で確定させる)
- 3つとも陰性ならトリプルネガティブ乳がん
再発のピークは最初の1〜3年
トリプルネガティブ乳がんには、再発するとしたらその時期が早い、という特徴があります。診断から1〜3年に集中し、5年を過ぎるとそれ以降の再発はほかのタイプより少なくなっていきます。
ホルモン陽性・HER2陰性乳がんが10年以上たってから再発することがあるのとは、対照的です。
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関連する用語
ER(エストロゲン受容体)HER2ホルモン受容体ホルモン陰性・HER2陽性乳がんホルモン陽性・HER2陰性乳がんホルモン陽性・HER2陽性乳がんPgR(プロゲステロン受容体)サブタイプKi-67遺伝性乳癌卵巣癌