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がんの特徴図鑑 経過の指標 No.013

組織学的グレード

そしきがくてきぐれーど(Histological Grade)

概要

がんの浸潤部を対象として、腺管形成、核多形性、核分裂像の3つのスコアを用いてがん細胞の異型度を評価したもの。乳がんの予後評価の一要素として用いられる。

ブレきゃん流ひとこと説明

がん細胞が正常の細胞とどのくらい見た目が異なるかを3つの要素を評価して点数化したものだよ。点数が高いほど、もともとの細胞からかけ離れた見た目をしているんだ。もともとの細胞とかけ離れているということは、設計図(DNA)がそれだけ大きく壊れてしまっているということ。だから高いほど抗がん剤が効きやすいと言われたりもするよ。

関係するひと
浸潤性乳がんと診断されたひと
決まるタイミング
針生検の結果が出たとき。手術のあとに決め直すこともある
調べる方法
CNB(針生検)VAB(吸引式組織生検)手術の結果

グレードの決め方

3つの項目を採点する

顕微鏡で3つの項目を見て、それぞれ1〜3点を付けます。

項目1点2点3点
腺管形成 75%を超える 10〜75% 10%未満
核多形性 小型で均一 中等度 顕著
核分裂像 7個以下 8〜14個 15個以上

腺管形成は、がんがどれくらい腺管(くだ)の構造をつくれているかの割合です。核多形性は、核の大きさや形のばらつきです。核分裂像は、10視野のなかで分裂している細胞の数です。

核分裂像の個数は、顕微鏡のレンズによって基準が変わります。ここに書いた数は視野数が20のときの値です。

乳癌取扱い規約第19版(日本乳癌学会 編)を元に作成

合計点でグレードが決まる

3つの点数を足した合計が3〜9点になり、その値でグレード1〜3が決まります。

合計点3456789
グレード 1 1 1 2 2 3 3

乳癌取扱い規約第19版(日本乳癌学会 編)を元に作成

判定の流れ

  1. 針生検などで取った組織を、ヘマトキシリン・エオジン染色で見る
  2. 腺管形成・核多形性・核分裂像に、それぞれ1〜3点を付ける
  3. 合計点でグレード1〜3が決まる

アンケート結果

アンケートに答えると結果が見られます

同じ結果だった人がどれくらいいるかが分かります。匿名で、誰が答えたかは記録されません。

グレードとKi-67は、見ている角度が違います

どちらも増殖の速さに関わる数字ですが、測り方が違います。

グレードは、細胞の見た目から増殖の活発さを推測したものです。Ki-67は、いま増えている細胞の割合を直接数えたものです。

どちらも顕微鏡で人が判定するため、施設や病理医によって数字が変わることがあります。ひとつの絶対的な数字としてではなく、両方をあわせて全体の傾向として見ます。

関連する用語

タグ

病理 増殖能 診断

参考資料

  • 乳癌取扱い規約第19版(日本乳癌学会 編)

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腺管形成・核多形性・核分裂像の3つで決まるほうです。匿名です。誰が答えたかは記録されません。