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がんの特徴図鑑 ホルモン受容体 No.005

ER(エストロゲン受容体)

えすとろげんじゅようたい(Estrogen Receptor)

概要

乳がんの7〜8割がもつ核内受容体。エストロゲンと結合することで細胞周期をG1期からS期に進む方向に促進する。免疫染色によって陽性/陰性を判定し、内分泌療法のターゲットとしても用いられる。

ブレきゃん流ひとこと説明

細胞がもつ、エストロゲン(女性ホルモン)を食べる口のこと。これをたくさんもっている乳がん細胞は、女性ホルモンをエサにして大きくなるんだ。

その分、女性ホルモンを減らす内分泌療法(ホルモン療法)が効果的なんだね。

関係するひと
乳がんと診断されたひと全員
関係する治療
内分泌療法(ホルモン療法)CDK4/6阻害薬
調べる方法
CNB(針生検)VAB(吸引式組織生検)手術の結果免疫染色

陽性/陰性の判定

免疫染色をおこない、以下のいずれかを用いて判定します。

染色率(占有率)(%)

染まった細胞の割合(ERをもっている細胞の割合)で判定をします。1マスが1%に対応します。

1%未満

陰性

1%以上 10%未満

弱陽性

10%以上

陽性

  • 染まっている(この判定になる最低の割合)
  • 染まっていても、染まっていなくてもよい
  • 染まっていない

Allred score

染まった細胞の割合(PS)と染まりの強さ(IS)の点数を足した合計点(TS:0または2〜8)で判定します。

※1点は存在しません

0 2 3 4〜8
  • 0 陰性
  • 2 陰性
  • 3 弱陽性
  • 4〜8 陽性

J-score

日本独自の判定方法です。がん細胞のうち、何%が染まったかを点数にして判定します。

0 1 2 3a 3b
  • 0 陰性
  • 1 陰性
  • 2 弱陽性
  • 3a 陽性
  • 3b 陽性

関連データ

日本での分布

76% 陽性
  • 陽性(10%以上) 76%
  • 弱陽性(1〜9%) 3%
  • 陰性(1%未満) 16%
  • 未実施・不明 5%

全国乳がん患者登録調査報告第55号2024年次症例を元に作成

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