乳がん.com図鑑 › がんの特徴図鑑 › 経過の指標 › 核グレード

がんの特徴図鑑 経過の指標 No.057

核グレード

かくぐれーど(Nuclear Grade)

概要

がんの浸潤部を対象として、核異型、核分裂像の2つのスコアを用いてがん細胞の異型度を評価したもの。乳がんの予後評価の一要素として用いられる。

ブレきゃん流ひとこと説明

がん細胞が正常の細胞とどのくらい見た目が異なるかを2つの要素を評価して点数化したものだよ。点数が高いほど、もともとの細胞からかけ離れた見た目をしているんだ。もともとの細胞とかけ離れているということは、設計図(DNA)がそれだけ大きく壊れてしまっているということ。だから高いほど抗がん剤が効きやすいと言われたりもするよ。

腺管形成を見ない分、腺管をつくらないタイプの乳がんでも判定できるんだ。

関係するひと
浸潤性乳がんと診断されたひと
決まるタイミング
針生検の結果が出たとき。手術のあとに決め直すこともある
調べる方法
CNB(針生検)VAB(吸引式組織生検)手術の結果

グレードの決め方

2つの項目を採点する

顕微鏡で2つの項目を見て、それぞれ1〜3点を付けます。

項目1点2点3点
核異型 一様 中間 大小不同が目立つ
核分裂像 5個未満 5〜10個 11個以上

核異型の1点は、核の大きさと形が一様で、クロマチンが目立たない状態です。3点は、核の大小不同や形の乱れが目立ち、クロマチンが増えて偏り、大きな核小体を持つことがある状態です。

核分裂像は、10視野のなかで分裂している細胞の数です。組織学的グレードとは基準が違います。ここに書いた数は顕微鏡のレンズの視野数が20のときの値です。

乳癌取扱い規約第19版(日本乳癌学会 編)を元に作成

合計点でグレードが決まる

2つの点数を足した合計が2〜6点になり、その値でグレード1〜3が決まります。

合計点23456
グレード 1 1 2 3 3

乳癌取扱い規約第19版(日本乳癌学会 編)を元に作成

判定の流れ

  1. 針生検などで取った組織を、ヘマトキシリン・エオジン染色で見る
  2. 核異型と核分裂像に、それぞれ1〜3点を付ける
  3. 合計点でグレード1〜3が決まる

アンケート結果

アンケートに答えると結果が見られます

同じ結果だった人がどれくらいいるかが分かります。匿名で、誰が答えたかは記録されません。

関連する用語

タグ

病理 増殖能 診断

参考資料

  • 乳癌取扱い規約第19版(日本乳癌学会 編)

この用語からたどる

アンケートに答える

あなたの核グレードは?

核異型・核分裂像の2つで決まるほうです。匿名です。誰が答えたかは記録されません。