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がんの特徴図鑑 ホルモン受容体 No.006

PgR(プロゲステロン受容体)

ぷろげすてろんじゅようたい(Progesterone Receptor)

概要

乳がんの約60〜70%で発現する核内受容体。プロゲステロンと結合すると乳がん細胞の増殖などに関わる遺伝子を調節する。PgRはER(エストロゲン受容体)によって発現が誘導されるため、その発現はERシグナルが機能していることを示す指標となる。主に予後や腫瘍の性質、内分泌療法への感受性を評価するバイオマーカーとして用いられる。

ブレきゃん流ひとこと説明

ER(エストロゲン受容体)という「女性ホルモンを食べる口」が、ちゃんと働いているかどうかの指標だよ。

PgRは、がん細胞がエストロゲンを食べて増殖した結果としてつくられるタンパクなんだ。だからPgRが多いほど「がん細胞がホルモンを使う増殖方法に頼っている」ということ。

だから、PgRが多い乳がんほど内分泌療法(ホルモン療法)が効くことが多いんだ。

関係するひと
乳がんと診断されたひと全員
関係する治療
内分泌療法(ホルモン療法)CDK4/6阻害薬
調べる方法
CNB(針生検)VAB(吸引式組織生検)手術の結果免疫染色

陽性/陰性の判定

免疫染色をおこない、以下のいずれかを用いて判定します。

染色率(占有率)(%)

染まった細胞の割合(PgRをもっている細胞の割合)で判定をします。1マスが1%に対応します。

1%未満

陰性

1%以上 10%未満

弱陽性

10%以上

陽性

  • 染まっている(この判定になる最低の割合)
  • 染まっていても、染まっていなくてもよい
  • 染まっていない

Allred score

染まった細胞の割合(PS)と染まりの強さ(IS)の点数を足した合計点(TS:0または2〜8)で判定します。

※1点は存在しません

0 2 3 4〜8
  • 0 陰性
  • 2 陰性
  • 3 弱陽性
  • 4〜8 陽性

J-score

日本独自の判定方法です。がん細胞のうち、何%が染まったかを点数にして判定します。

0 1 2 3a 3b
  • 0 陰性
  • 1 陰性
  • 2 弱陽性
  • 3a 陽性
  • 3b 陽性

関連データ

日本での分布

63% 陽性
  • 陽性(10%以上) 63%
  • 弱陽性(1〜9%) 7%
  • 陰性(1%未満) 24%
  • 未実施・不明 6%

全国乳がん患者登録調査報告第55号2024年次症例を元に作成

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