「乳がんの薬って、なんでこんなにたくさんあるの?」
医師でも全部を即答できないくらい、乳がんの薬は増え続けています。
ここでは、現時点で日本で使える主な薬を、カテゴリ別に整理します。
ホルモン療法
SERM(選択的エストロゲン受容体モジュレーター)
- タモキシフェン(ノルバデックス)
- トレミフェン(フェアストン)
SERD(選択的エストロゲン受容体分解薬)
- フルベストラント(フェソロデックス、注射)
- イムルネストラント(イムルリオ、経口、ESR1変異向け)
LH-RHアゴニスト(卵巣機能を抑える)
- リュープロレリン(リュープリン)
- ゴセレリン(ゾラデックス)
アロマターゼ阻害薬(閉経後)
- アナストロゾール(アリミデックス)
- レトロゾール(フェマーラ)
- エキセメスタン(アロマシン)
分子標的薬
CDK4/6阻害薬
- パルボシクリブ(イブランス)
- アベマシクリブ(ベージニオ)
mTOR阻害薬
- エベロリムス(アフィニトール)
AKT阻害薬
- カピバセルチブ(トルカプ)
PARP阻害薬
- オラパリブ(リムパーザ)
- タラゾパリブ(ターゼナ)
VEGF阻害薬(抗がん剤と併用)
- ベバシズマブ(アバスチン)
抗HER2療法
抗HER2抗体
- トラスツズマブ(ハーセプチン)
- ペルツズマブ(パージェタ)
- フェスゴ(パージェタ+ハーセプチンの皮下注射版)
TKI(チロシンキナーゼ阻害薬)
- ラパチニブ(タイケルブ)
- ツカチニブ(ツカイザ、承認済み)
抗体薬物複合体(ADC)
- トラスツズマブ エムタンシン(T-DM1、カドサイラ)
- トラスツズマブ デルクステカン(T-DXd、エンハーツ)
抗がん剤
アンスラサイクリン系
- ドキソルビシン(アドリアシン)
- エピルビシン(ファルモルビシン)
タキサン系
- ドセタキセル(タキソテール)
- パクリタキセル(タキソール)
- nab-パクリタキセル(アブラキサン)
その他
- シクロホスファミド(エンドキサン)
- フルオロウラシル(5-FU)、カペシタビン(ゼローダ)
- TS-1(エスワン)
- ビノレルビン(ナベルビン)
- ゲムシタビン(ジェムザール)
- エリブリン(ハラヴェン)
- カルボプラチン(パラプラチン)
TROP2標的のADC
- サシツズマブ ゴビテカン(トロデルビ)
免疫療法
- ペムブロリズマブ(キイトルーダ)
- アテゾリズマブ(テセントリク):適応縮小
骨修飾薬
- ゾレドロン酸(ゾメタ)
- デノスマブ(ランマーク、プラリア)
支持療法
- 制吐剤(カイトリル、アロキシ、イメンドなど)
- G-CSF(ジーラスタなど)
- 鎮痛剤(オピオイドなど)
まとめ
※この記事は一般的な医学情報です。実際の治療方針は、病状、検査結果、体調、価値観によって異なります。必ず主治医と相談してください。